
プロジェクトの特定の部分に録音する
プロジェクトの特定の部分の上にリアル音源またはソフトウェア音源を使って録音したい場合は、タイムライン上でサイクルリージョンを入にします。録音を開始する前に、ビートルーラの下の領域にサイクルリージョンを設定して、プロジェクトの中でこれらの音源を録音したい部分を定義します。録音の進行中に再生ヘッドがサイクルリージョンの終了ポイントに到達すると、サイクルリージョンの開始ポイントに戻ります。
サイクルリージョンを使った録音の動作は、リアル音源とソフトウェア音源とで異なります:
- リアル音源の場合は、サイクルリージョンの最初のサイクルだけ録音されます。サイクルリージョンを繰り返すと、新しく録音されたリージョンが再生されます。
- ソフトウェア音源の場合は、サイクルリージョンを繰り返している間はずっと録音できます。新しいサイクルはすべて、サイクルリージョンの最初のサイクルで作成されたリージョンに統合されます。
サイクルリージョンを使って録音するには:
- トランスポーズコントロールのサイクルボタン(曲線状の矢印の付いたボタン)をクリックして、サイクルリージョンを入にします。ビートルーラの下に、サイクルリージョンを示す黄色いルーラが表示されます。
- タイムライン上で録音を開始および終了したい位置にサイクルリージョンをドラッグします。サイクルリージョンのルーラの何もない部分にドラッグして、サイクルリージョンを新しい位置に設定することもできます。
- 録音したいトラックを選びます。
- 録音ボタン(赤い丸のボタン)をクリックして、録音を開始します。
- 音源を演奏します。録音の進行とともに再生ヘッドがサイクルリージョンの開始ポイントから終了ポイントに移動し、再び開始ポイントから繰り返されます。タイムライン内に新しいリージョンが表示されます。
- 録音が終わったら、再生ボタンをクリックして録音を停止します。
- サイクルリージョンの使用が終了したら、サイクルボタンをクリックして「切」にします。サイクルリージョンを上方向にドラッグしても「切」にできます。
サイクルリージョンを初めて入にしたときは、1 小節目から 5 小節目までに設定されます。サイクルリージョンを移動すると、次回入にしたときにはその新しい位置に表示されます。
